若かった私
2006-10-19
10月に入り、5人の新しい防具組みが誕生した。剣道を始めてまだ半年足らずの子もいて、まだ早いと思ったのだが決断した。
22日の部内大会に間に合わせるべく頑張っている。
しかし、新年度までは初心者と同じ稽古をして、そのあと面をつけさせようと思っている。
子供たちは、防具を装着するのにまだまだてこずっている。
私が、始めて防具をつけたときのことを思い出す。
あれは小学校3年生4月、2年間初心者としてがんばってやっとのことだった。
同じころ、防具組みになった子が7人ほどいたと思う。
その中にあって、特に不器用だった私。
そして、もう一人、1つ年上で私と同じくらい不器用なK。
2人はいつも、誰よりも面着けが遅かった。
私は彼にだけは負けたくなく、必死でやっていたものだ。
ある日、「パンパンッ(面の後ろで面紐を締める音)」という音とともに、KがKらしからぬスピードで面を着けた。
「出来ましたっ」と威勢の良い声で立ち上がるK。
その彼を悔しい気持ちで見上げた・・・・。
そこには驚くべき光景がっ・・・。
面紐があごのところにぶら下がっている。
本来頭の後ろでなるあの「パンパンッ」はあごでパンパンだったのだ。
道場全体が大爆笑の渦になったのは言うまでも無い。
どうしても結べないKの、苦肉な策であった。
私は心の中で「この人がいてよかったー」と思ったものだ。
そんな私が今では指導者。
新防具組みたちよ、君らは私らよりはるかにマシだ!!
がんばれ!!
