先日、強くなるには「本気で履物を揃える」(参照
http://yayu0207.blog23.fc2.com/blog-entry-242.html)を実践しよう、と子供たちに伝えました。それを伝えたうえで、今回「西南の役剣道大会」(参照
http://yayu0207.blog23.fc2.com/blog-entry-242.html)に参戦しました。試合は2チームとも惨敗。しかし、今回からは試合に別の課題もある。そう、「本気で履物を揃える」です。
今回の参加チーム数は237チーム、人数を計算すると保護者・監督も入れて1700人、を超えます。
まず開会式前にやりました。開会式が始まり、皆会場の中に入っていきました。その後、膨大な靴が並んでいるか様子を見に行きました。しかし、本当に微妙にしか並べていない。心の中で「本当にやったのかー?」と疑いました。

こんな状態↑↑↑↑
よーし、こいつらが帰ってくるまでに、俺がこの履物の山を完璧に揃えるぞ、と自らやってみることに。しかし、なかなか踏ん切りがつかない。恥ずかしいんですよ、回りの目が気になるんです。靴をにらみつけること約5分。これじゃーいかん、子供たちに言った手前やるしかない。とりあえず、ちまちまと片手でやり始めました。しかし、片手じゃ追いつかん。左手に持っていた試合のパンフレットを、お尻のポッケに入れ、両手で集中してやり始めました。集中しても本当に大変、1700組の神経衰弱である。
やっている途中だんだん腹が立ってきた。なんで、この1700人誰も揃えようと思わないんだ。人が揃えているのを、蹴ってばらしていく者、揃えた横にまた、バラッっと脱ぎ捨てていく者もいる。その中には、ネクタイをした指導者らしき人も。そして、誰も私に賛同しない。皆見ているんですよ、揃えている私を。結局、開会式中、誰一人一緒に揃えてくれる人はいませんでした。当然、半分も揃えることができませんでした。
分かったのは、子供たちは、揃えたということ。しかし、1700人に勝てなかった。
私は思いました。「この大会、何の大会だったっけ」と。
履物が揃えることが出来ない人たちの剣道大会。
「剣道が強くなること」それはもちろん大切です。
しかし、「剣道の目的」、それは「剣の理法の修練による人間形成の道」。
「どこが、人間形成やねんっ」と突っ込みたくなります。
現在、ニュースでは「キレル子供」「ニート」など騒がれています。しかし、その原因は、私たち大人なんだなーと痛感しました。
「履物を揃える」という当たり前のことが当たり前じゃない。大人たちが、麻痺しているんです。だってそうでしょう。麻痺してなければ、私たちが皆の履物揃えなくても、最初っから揃っていますもん。当たり前のことが当たり前でなく、当たり前でないことが当たり前なんです。
結局のところ「思いやり」の欠落だと思いました。
揃える履物を平気で、蹴飛ばされる悔しい思いをした子供たち。試合以上にいい経験がさせてあげれた、と思いました。私もこの経験をする以前は、麻痺している人でした。指導をしていてよかった、と心から思いました。
「履物を揃える」・・・それは「目の前のことをやる力」と「思いやる気持ち」、2つを育てる大切なことです。